【お悩み相談】娘のことを可愛いと思えません。
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直子さんのお悩み相談室
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こんな自分は最低だな…と毎日自分を責めて苦しいです。
何とか変わりたいと思って自分なりに頑張っていますが…うまくいかず途方に暮れている状態です。
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相談内容:子どもを可愛いと思えません
私には小学2年生になる娘と5歳の息子がいますが、娘のことを可愛いと思えません。
娘は まだ母親に甘えたい年頃で、家では抱っこを求めてきたり 外出先では手を繋ぎたがります。でも、なぜかわからないけど娘とのスキンシップに抵抗を感じてしまいます。
娘を傷つけないように頑張って応えようとしますが、嫌悪感を感じてしまうダメな自分がいます。
わが子を可愛いと思えない私は母親失格だ…人としておかしいのではないか…と毎日、自分を責めては苦しい日々です。
カウンセラ―直子の回答
私の元には 子育てがうまくいかず苦しんでいるママたちからのSOSが続々と届きます。
ご相談内容で、とても多いのは
子どもから 「お母さんは毒親だと言われてショックでどうしていいかわからない」
このご相談は本当に多いです。
次に多いのは
「子どもを可愛いと思えない」
「些細なことでもカッとなって暴言を吐いてしまう」
このお悩みも とても多いですね。
「わが子を可愛いと思えない」
このような子育ての悩みは 友達や知人に気軽に話せる内容ではなく、誰にも相談できず一人で辛かったと思います。
私自身も過去に同じ悩みを抱えていた経験者なので、ご相談者さんの気持ちが良くわかります。
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まず結論から言うと、
「あなたはダメな母親でもないし、人として最低でもありません」
子どものことを本当に可愛いと思えない人は、こうして悩んだり 自分を責めたり 苦しんだりもしませんから。
まずは安心して下さいね(^^)
必要なステップを踏みさえすれば、娘さんへの嫌悪感はなくなり スキンシップへの抵抗も今よりグンと減っていきます。
ただ、今のまま自己流で頑張り続けていても この問題は解決しません。解決するために必要なことは何なのか?知っていきましょう。
自分を責めれば責めるほど、可愛いと思えなくなる悪循環
人間の思考は面白いもので
「絶対にやめなきゃ」
「感じちゃいけない」
と思えば思うほど、やめられなくなる…感じてしまう…
このような仕組みになっているんですね。
つまり「抱っこに嫌悪感を感じちゃいけない」「嫌だと思っちゃいけない」と、思えば思うほど
ますます、娘さんとのスキンシップに嫌悪感を感じてしまう…悪循環に陥ってしまう…ということですね。
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「抱っこ出来なくても…娘のことは ちゃんと大切に思っているよ」
こんな風に思えるくらいの気持ちの余裕があれば、お子さんへの嫌悪感も自然となくなっていくはずです。
じつは、娘さんを抱きしめられないことが問題ではないのです。
「抱きしめられない自分はだめだ~」「完璧にしなきゃ」と思うから苦しくなるのです。
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愛着障害がもたらす生きづらさ
下の子ばかり可愛がってしまう お母さんは珍しくありません。
特に上の子が女の子で 下の子が男の子だと 多少なりとも そう感じる お母さんは多いと思います。
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子育てをする上で アルアルな話ですが、姉弟で態度を変えてしまうと
少なからず、お子さんの心に傷を負わせてしまう可能性もありますよね…それは何とか避けたいですよね。
育児本などで
「姉弟は上の子優先に可愛がりましょう」
「上の子をどんどん褒めてあげましょう」
と、書かれているのを目にしたことはありませんか?
このアドバイスは…効果的です。
上の子を可愛がれば可愛がるほど、子どもは、お兄ちゃん、お姉ちゃんらしくなり 弟や妹を可愛がるようになり良い循環が生まれます。
このアドバイスに限らず、世の中に出回っている数々のアドバイスやノウハウは どれも効果が期待できる育児法なんですよね。
「なるほど!」と共感できたアドバイスは、あなたの子育てにどんどん取り入れていくといいですね。
ただ…私の元に相談に来られる方は
「この方法が正しいことは頭ではわかっているけど行動に移せない」
「これが出来ないから困っているんだ」
という方がほとんどなんですね。
どうして可愛いはずの我が子を可愛いと思えなかったり
イライラして怒鳴ったり、暴言を吐いてしまったり、叩いてしまうのでしょうか。
何の事情もなく 子供を傷つけたり、毒親になってしまう人なんていません。
もし、あなたが「こんな自分は母親失格だ」とか「人としてありえない」と罪悪感を抱いたり自分を責めているのであれば、、、
もう心配はいりません。
あなたがダメなんじゃなく、そのようになってしまう背景には必ず原因があるんです。
もし、あなたが子どものことを可愛いと思えないとしたら…もしかすると それは 愛着障害のせいかもしれません。
愛着とは人と人を繋ぐ絆のこと。
愛着は子どもの頃に親から無条件の愛情を与えてもらうことで育まれます。
しかし、子供時代に何らかの原因によって健全な愛着が育まれずに大人になってしまうと
生きていく上で 様々な問題を抱えやすくなり、ストレスや変化に弱く心の病を発症しやすいことも知られています。
これらを総称して「愛着障害」と呼びます。
不安定な愛着がもたらす生きづらさ
・自己肯定感が低い
・傷つきやすい
・人とうまく繋がれない
・他人に振り回されてしまう
・いつも不安
子供をうまく愛せないのも 不安定な愛着がもたらす生きづらさのひとつなのです。
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あなたとお母さんはどのような関係でしたか?
もしかすると、あなた自身も お母さんとのスキンシップが乏しい中で育ったのかもしれません。
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あなた自身が子ども時代に、親から抱きしめて貰ったり 手を繋いで歩いた経験が少ないと
子どもに対して どんな風に接していいかわからない…という現象が起こってきます。
また、子ども時代の自分を 娘さんに重ねて見てる可能性もあります。
母親を求めて拒否されて、つらかった、寂しかった あなたの過去の記憶が、娘さんを通してフラッシュバックし
そのせいで強い嫌悪感を抱いてしまっている可能性もあり得ます。
ちなみに過去の私は、どちらも当てはまっていました。
もし、あなたが愛着に問題を抱えているとしたら
子育て本をどれだけ読んでも、インターネットで解決方法を夜な夜な検索しても
そもそも行動に移せない…という事態が起こってきます。
そうなると当たり前ですが子育ての問題は解決できませんよね。
今の話からも分かるように、お子さんへの嫌悪感を無くし抱きしめられるようになるには、
まずは、お母さんの心のケアが必要なんだ…ということがわかると思います。
具体的にどんなことが必要なの?
この問題を解決するには、まずは娘さんに対して
嫌悪感を抱いてしまう自分ごと、受け止めてあげることです。
嫌悪感を抱いてしまう自分を許してあげることです。
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「ママとして娘を抱きしめてあげられなくて、苦しいよね…悲しいよね…」
と、自分で自分に声をかけてあげること。
まずは、ここから始めていきます。
愛着の問題を抱えている方の場合
「自分に優しい声をかける」とか
「自分を許す」とか
自分で自分に寄り添うことが、なかなか出来ません。
けれど、これが出来ない限り
子育ての問題は解決しない!と断言できます。
自分で自分に寄り添うことは、生きていく上でとっても重要なことなんですね。
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「ママとして娘を抱きしめてあげられなくて、苦しいよね…悲しいよね…」
と、自分で自分に声をかけてあげること
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今は信じられないかもしれませんが、自信を持って断言できるくらい大事なことなんです
自分を受け止めてあげることが出来たら 次は、
「子どもをうまく愛せない」
この感情の根底にある、心のブレーキ を心理カウンセリングで外していきます。
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まとめ
改善プログラムでは、あなた自身の親子関係の中で学べなかった
・健全な親子のカタチ
・子供との適切な距離感
・子育ての本質
をはじめとする、生きていく上で大切な愛着スタイルを学び直していきます。
あなたが、自分を否定するのをやめて 自分自身を大切に出来るようになれば、自然と子供や他人に対して優しい態度で接することができるようになります。
必死に頑張らなくても、戦わなくても、完璧じゃなくても、子どもにとって 家族にとって、あなたはかけがえのない存在なんです。
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まずは…お母さんである あなた自身が 安心してラクに生きれるようになること。
それが、苦しい子育てを卒業し親も子も幸せになれる 唯一の方法です。
あなたも、お子さんも苦しむことなく、互いに幸せを感じながら生きていけるように 一歩を踏み出してみませんか?