【子育てがつらい真の原因】インナーチャイルドとは

「いつも同じようなことで悩んでいる」
「なぜか分からないけど無性にイライラしたり悲しくなることがある」
「なんだか生きづらい」
あなたも、このように感じることはありませんか?
もしかすると、その悩みの根源には“インナーチャイルドの傷”が潜んでいるかもしれません。
私自身、長らくインナーチャイルドの傷に気づかず、人生の様々な場面で生きづらさを感じていました。特に、子育てにおいては葛藤と苦しみの連続でした。
かつての私は、母親なのに「子どもを可愛いと思えない」という悩みを抱えていました。
子どもに甘えられたり、スキンシップを求められることに嫌悪感を感じたり、泣いている姿を見ると無性にイライラしたり。
頭では「怒りたくない」「優しく受け止めてあげなきゃ」と思っているのに、いざ子どもを目の前にすると、自分の中に湧き上がる怒りを抑えられないのです。
「なぜ、こんな気持ちになるのか」自分で自分のことがわかりませんでした。
子どもを可愛いと思えない…なんて、誰にも相談できず一人でずっと抱え込んでいました。
そんな私でしたが、心理学を学び、インナーチャイルドの存在を知ったことで「なぜ私はこうなの?」の答えがやっとわかったのです。
インナーチャイルドの傷と向き合い、癒すことで、子育ての悩みはもちろんのこと、夫婦関係、仕事、人間関係まで、すべてが良い方向へと変わり始めました。
この記事では、私自身の経験も踏まえながら
- インナーチャイルドとは何なのか
- インナーチャイルドが傷ついたままだと、どんな困りごとがあるのか
- インナーチャイルドの傷を癒すことで得られる変化
この三点について解説していきます。
わけのわからないイライラや、生きづらさの理由に気づくヒントになれば嬉しいです。
インナーチャイルドとは
私たちの心の奥底には、大人になった今でも、小さな子どもだった頃の自分が棲んでいます。
あなたの中にいる、この小さな自分のことを、心理学では「インナーチャイルド」と呼んでいます。
子どもの頃の経験は、大人になった私たちの考え方や感じ方、行動パターンに大きな影響を与えます。
親や養育者との関係、家庭環境、学校、交友関係など様々なものを通して、いろんな感情を感じ、それらが心の奥深くに刻まれていくんですね。
喜びや楽しさといったポジティブな側面だけでなく、悲しみ、怒り、恐れ、寂しさといったネガティブな側面も含まれます。
あなたが幼い頃に感じていた気持ちを十分に受け止めてもらい、安心できる環境で育つことができれば、インナーチャイルドは健やかに成長します。
しかし否定的な経験や満たされなかった欲求があると、インナーチャイルドは傷つき、その傷は大人になっても私たちの言動や感情に影響を与え続けるのです。

傷ついたインナーチャイルドがもたらす様々な影響
インナーチャイルドの傷は、私たち自身の生きづらさだけでなく、子育てにも様々な影響を与えることがあります。

例えば、
- 子どもに厳しくあたりすぎてしまう
- 子どもの気持ちに寄り添えない
- 過保護・過干渉になってしまう
- 子どもに期待しすぎてしまう
- 子どもの些細なことでイライラしてしまう
- 子どもとの距離感がつかめない
このように、インナーチャイルドの傷は、親としての私たちを無意識のうちに苦しめ、子どもとの関係にも影響を与えてしまうことがあるんです。
以下の項目で、当てはまるものがいくつあるか数えてみましょう
- 子どもが言うことを聞かないと強い怒りを感じてしまう
- 子どもを可愛いと思えない
- 子どものわがままが許せない
- 子どもだからしょうがないと思えない、寛容になれない
- 子どもの気持ちが分からない
- 子どもに「普通はこうあるべきだ」と強く思ってしまう
- 子どもの失敗を許せない
- 子どもの言動にあれこれ口出ししてしまう
- 子どもの甘えやスキンシップに嫌悪感を感じる
- 子どもが泣いたり、弱気な姿を見ると無性にイライラする
- 子どもを痛めつけたい衝動に駆られる
- 子どもの趣味嗜好が受け入れられず、自分の考えを主張したくなる
- 子どもとの時間よりも、自分の時間を優先したいと思ってしまう
- 自分の子育てに自信が持てない、育児のプレッシャーを感じる
- 子どもを鬱陶しく感じる自分と、親離れしようとする子どもを引き止めたくなる自分がいる
- 自分はダメな母親だと感じている
- 子どもに自分の親と同じような言動をしてしまうことがある
もし、当てはまる項目が多かった場合は、あなたのインナーチャイルドが傷ついている可能性があります。
また、インナーチャイルドの傷は、子育てだけでなく以下のような悩みも抱えやすくなります。

人間関係の悩み:
- 相手の顔色を気にしすぎる
- 人に頼ることが苦手、できない
- 人に嫌われることへの強い恐れ
- 人と親密な関係を築くのが苦手
- つい感情的に反応してしまう
自己肯定感の低さ:
- 自分に自信が持てない
- ありのままの自分を受け入れられない
- 常に他人と比べて劣等感を感じる
- 褒められても素直に喜べない、お世辞だと思う
感情のコントロールの難しさ:
- 理由もなく不安になる
- 些細なことで落ち込んだり、怒ったりする
- 過去の嫌なことを何度も思い出して苦しむ
- 感情を抑えつけすぎて爆発させてしまう
依存的な行動:
- 特定の人や物、行為に過度に依存してしまう
- アルコール、ギャンブル、買い物などに依存しやすい
完璧主義:
- 常に完璧を目指してしまい、自分を追い詰めてしまう
- 失敗を極度に恐れる
無力感・孤独感:
- 何をやってもうまくいかないと感じる
- 誰にも理解してもらえないと感じる
以下の項目で、当てはまるものがいくつあるか数えてみましょう
- 人にNOと言うことに強い抵抗がある
- 相手の期待に応えようと無理をしてしまう
- 自分の意見を言うのが苦手
- いつも周りの顔色を伺ってしまう
- 褒められても素直に受け取れない
- 自分は価値のない人間だと感じることがある
- 嫌われること、見捨てられることへの不安が強い
- 些細なことで感情が大きく揺れ動く
- 過去の嫌な経験を何度も思い出して苦しい
- 完璧主義な傾向がある
- リラックスすることが苦手
- 楽しむことに罪悪感を感じる
- 自分を大切にすることがわからない
- 他人の成功を素直に喜べない
- 親との関係に未解決の感情が残っている
チェックが多いほど、インナーチャイルドの傷が深い可能性があります。
インナーチャイルドの傷が癒えることで、どんな変化が起こるのか?

インナーチャイルドの傷が癒えると、あなたの子育てに大きな変化をもたらします。
子育てだけでなく、パートナーシップ、仕事、人間関係など、全てが好転していきますよ。
癒える前の状態
いつも不安や生きづらさを感じていた
子供につい勘定的に怒ってしまい、自己嫌悪に陥ることがあった
夫婦関係がぎくしゃくしていた
仕事で力を発揮できず、停滞期があった
人間関係で悩みが多く、孤立感を感じていた
自分に自信が持てず、自己肯定感が低かった
癒えた後の状態
心が穏やかになり、自分らしく生きられるようになった
子供の気持ちを受け止め、落ち着いて対応できるようになった
お互いを尊重し、より深い愛情で結ばれるようになった
自分の能力を最大限に活かし、充実感を持って働けるようになった
周りの人との繋がりが深まり、心地よい人間関係を築けるようになった
自分を認め、自信を持って行動できるようになる
一歩踏み出すあなたへ
もしあなたが、子育てで苦しい思いをしていたり、生きづらさを感じているなら、インナーチャイルドの癒しは非常に有効な手段の一つです。
カウンセラーになり、たくさんのお母さんたちの問題解決のサポートをさせていただいていますが、相談に来られるお母さん達のほとんどが「インナーチャイルドの傷」を抱えています。
カウンセリングルーム ポポラスでは、子育てで悩むお母さんのための「心の土台構築実践プログラム」をご提供しています。
実践プログラムでは、自己理解を深めるための様々なワークを通して、インナーチャイルドと向き合い、傷ついた感情を解放していくプロセスを大切にしています。
子育ての悩みの根源にあるインナーチャイルドの傷を癒すことで、あなた自身と子どもたちの未来が、より明るく豊かなものになります。
そして、それは子育てだけでなく、あなたの人生を輝かせる力となるはずです。
もし、一人で進むのが難しいと感じたら、いつでも私たちを頼ってください
私たちは、決してあなたを一人にしません。一人で苦しまないで下さいね。
インナーチャイルドのお悩みを相談できるカウンセラー▼
https://popolus.jp/about/
